
車での移動は、犬を車内で自由にせず、固定したクレート等で移動し、扉を開けるのは脱走できない場所だけという原則で計画します。抱っこやリードだけでの乗車は、急ブレーキと飛び出しの両方に対応できません。
車酔い、持病、クレートへの恐怖がある犬では方法が変わります。当日に初めて決めず、譲渡元と事前に打ち合わせましょう。
この記事の要点
- 運転者と犬の管理担当を分けます。
- クレート等は積むだけでなく、走行中に動かないよう固定します。
- 休憩の可否と場所は、犬の体調と脱走リスクに合わせます。
- 到着後は玄関などを閉じ、室内の安全を確認してから扉を開けます。
出発前に経路と道具を確定する
| 確認項目 | 準備内容 |
|---|---|
| 車内の場所 | 直射日光とエアコンの直風を避け、運転を妨げない |
| 移動容器 | 犬が立つ・回る・休むことができ、扉が確実に閉まる |
| 固定 | シートベルト等の使い方を製品説明に沿って確認する |
| 車内用品 | 水、ペットシーツ、袋、タオル、清掃用品を犬が誤食できない場所へ |
| 緊急連絡 | 譲渡元、自宅周辺と経路上の受診先、同乗者 |
食事と水、乗車前の排泄、車酔い対策は犬ごとに異なります。食事を抜く、市販薬を使うといった自己判断はせず、必要なら事前に動物病院へ相談します。
乗車は閉じた場所で扉を確認する
- 車のドアとハッチを閉め、不要な人の出入りを止める
- 譲渡元の指示どおりに犬をクレート等へ入れる
- 扉のロックと犬の被毛・リードの挟み込みを確認する
- 車内の定位置に載せ、容器を固定する
- 固定をもう一人が引いて確かめてから出発する
車内では首輪などが格子に引っ掛からないかも確認します。装具を外すかは脱走対策と引っ掛かりリスクの両方があるため、引渡し側の手順に従ってください。
走行中は犬を出さず状態を見る
運転者は運転に専念し、同乗者が呼吸、嘔吐、よだれ、姿勢、物を噛む動きを確認します。鳴いたからと走行中に扉を開けません。
呼吸が明らかに苦しそう、反応が乏しい、繰り返し嘔吐する等の異変では、安全に停車したうえで動物病院へ連絡し、指示を受けます。季節を問わず、犬だけを車内に残したまま人が離れてはいけません。特に気温が高い日は、冷房を切った車内が短時間でも高温になり得るため危険です。環境省もペットの車内放置による熱中症へ注意を呼びかけています。
到着後は室内を閉じてから降ろす
自宅には先行する人が入り、玄関、窓、勝手口、ゲート、先住動物の位置を確認します。安全ができるまでクレートを開けず、犬の休息場所へそのまま運びます。
到着後は家族で囲まず、水、トイレ、寝床を案内したら静かに見守ってください。
まとめ
車で連れて帰る日は、運転と犬の管理を分担し、移動容器を車に固定します。乗車と降車は閉じた場所で行い、走行中に犬を自由にしません。体調と乗車経験に応じた方法は、当日より前に譲渡元と決めましょう。
当日までにすること 使う車とクレートの写真、乗車者、経路、緊急時の連絡先を譲渡元と共有し、引渡しと到着の手順を確定してください。
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