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犬に下痢・嘔吐があるときの観察と受診目安

犬の下痢・嘔吐で回数、内容、食事、誤食、元気、排尿を記録する方法と、血便、腹部膨満、虚脱など緊急受診の目安を解説します。

犬に下痢・嘔吐があるときの観察と受診目安
犬に下痢・嘔吐があるときの観察と受診目安
受診前の観察項目を示す説明用イメージです(AI生成)。実際の排泄物や特定の病気を描いたものではありません。

犬の下痢・嘔吐は、回数だけでなく、血や異物、腹痛、元気、水分を保てるか、年齢・持病・誤食の可能性で緊急度が変わります。繰り返し吐く、血便や黒い便、腹部が張って吐こうとしても出ない、ぐったりする場合は、様子を見ず動物病院へ連絡してください。

この記事は便や吐いた物の写真から原因を診断したり、家庭で薬や絶食を指示したりするものではありません。

この記事の要点

  • 始まった時刻、回数、色・内容、食事、誤食、薬を記録します。
  • 嘔吐と吐出は見た目が似るため、直前の動きが分かる動画が役立ちます。
  • 水を自己判断で止めたり、人用薬・残薬を与えたりしません。
  • 血・黒い便、腹部膨満、虚脱、強い痛み、毒物・異物の疑いは緊急です。

嘔吐と吐出の違いも記録する

MSD Veterinary Manualの解説では、嘔吐は腹部の力強い収縮を伴って胃・上部小腸の内容物が出る一方、吐出は受動的で、未消化の食物などが出ると説明しています。原因や検査が異なるため、えずき、よだれ、腹部の動き、食後からの時間を動画・メモで伝えます。

病院へ伝える観察項目

項目 確認する内容
時間・回数 最初の時刻、直近、合計、間隔
内容 食物、泡、胆汁様、血、異物、便の色・形
全身 元気、呼吸、痛み、腹部の張り、体が普段より熱い・冷たいと感じる変化
摂取 食事、水、おやつ、新しい食品、拾い食い
排泄 排尿、便の回数、しぶり、尿が出るか
背景 年齢、体重、持病、薬、ワクチン、寄生虫予防

可能なら写真や動画を撮り、誤食した物の包装・製品名を保管します。感染症の可能性もあるため、便を素手で触らず、他の犬と食器・排泄場所を分けて病院へ相談してください。

直ちに受診する症状

  • 吐こうとするのに出ず、腹部が急に張る
  • 水も保てないほど繰り返し吐く
  • 鮮血、黒いタール状便、大量または制御できない下痢
  • ぐったりする、意識が弱い、歯肉が白い
  • 強い腹痛、呼吸困難、けいれん
  • 毒物、薬、ひも、布、玩具などを飲んだ可能性
  • 子犬、超小型犬、高齢犬、重い持病があり状態が変化した

症状が軽く見えても、短時間で悪化することがあります。夜間を含め、電話で緊急度を確認してください。

家庭で避けること

自己判断で水を完全に止めないでください。脱水を悪化させる可能性があります。一方、がぶ飲み後に繰り返し吐く場合など、受診までの与え方は個別に病院へ確認します。人用の下痢止め・吐き気止め・痛み止め、以前処方された残薬を使わず、誤食を家庭で吐かせないでください。

日時 嘔吐・吐出 便 食事・水 元気・痛み 排尿 病院の指示

受診後も記録する

処方された食事・薬、再診基準、検便等の採取方法を確認します。症状が止まっても、薬を自己判断で中止せず、通常食へ戻す時期も指示に従います。便や嘔吐の回数だけでなく、活動性と排尿が戻っているかも記録してください。

まとめ

下痢・嘔吐では、回数と内容、全身状態、誤食、犬の背景をまとめて緊急度を判断します。強い症状があれば直ちに受診し、軽く見える場合も写真・動画と経過を用意して早めに病院へ相談してください。

いま行うこと 始まった時刻、回数、内容、食事・薬・誤食、元気と排尿を記録し、水や薬を自己判断で調整する前に動物病院へ連絡しましょう。

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